都会の水、田舎の水、日本の水

東北出身の私は、大学進学と同時に、埼玉県のある町に移り住みました。
そこで仲良くなった友人は、北陸の出身。
その友人は、「水道の水がまずくて飲めない」と言っていました。
私は、そんなことはまったく感じなかったので、その友人の舌の敏感さに
驚いたものです。
それが、久しぶりに実家に帰省して水を飲んだ時、埼玉のアパートの水道水との
違いを感じました。
やはり田舎と都会の水は違うと、その時思いました。
よく言われることですが、本当に、都会の水はおいしくないのでしょうか…?
ミネラルウォーターが好んで飲まれるのも、水道水がおいしくないからでしょうか?
わざわざボトル入りの水を買うというのが、どうにも、もったいないように思えてなりません。
日本では、蛇口をひねればきれいな水がいつでも出てきます。
ついついこれが当たり前と思ってしまいますが、こういう国は、世界でも稀であると思います。
飲み水が豊富にあることに、もっと感謝しなくてはなりませんね。
2011年の震災では、長期間の断水を経験しました。停電も困りましたが、
水がないことが何より大変でした。
水がいかに大切かを身にしみて感じる体験でした。

日本の水が、いつまでも豊かで安全であるようにと願っています。

フランスの水

一時期住んでいたフランスでは、飲み水は購入するのが当たり前。
別に毒ではないので飲んでもいいのですが、ケトルや鍋にびっしりと付着した石灰分が身体に入ると思うととても飲む気にはなれません。
当然、フランス人たちも飲み水は買うものと認識しています。
飲み続けると石灰分で血流が悪くなり、健康障害を引き起こすと聞きました。
でも、スーパーで買うのは骨が折れるし、本当に厄介。
自分が育った日本では飲み水にこんなにお金を掛ける習慣がなかったので、不満が募ったものです。
それでも病気が怖いので、スープなどは調理する水までミネラルウォーターにしていました。
その後、帰国。日本に改めて住み始めて思う一番のことは、「水道水が飲み水になるって素晴らしい」
しかも私が住むエリアは間違いなく美味しい水道水です。
日本茶を入れても香りときれいな色が楽しめます。
そして、外出先から帰ってきて、水道の蛇口から出る水で癒すのどの渇き。
心の底から安心感を覚えます。
もしかすると数年後にはこの感動が薄れてしまうかもしれません。
でも、水道水を飲み水に出来る日本という国に育った自分。
大袈裟かもしれませんが、「幸せだなあ~」と思うのでありました。